住宅の階段寸法まとめ|蹴上・段板・階段幅・手すり・床面積

住宅の階段寸法は建築基準法に最低寸法が決められています。あくまで最低基準なので、より安全で魅力的な階段を意識しましょう。

段板と階段幅寸法

蹴上・踏面・階段幅寸法はそれぞれ230mm以下・150mm以上・750mm以上です。

まわり階段の踏面寸法は狭い方から300mmの位置で150mm以上必要です。3尺角のスペースでは3割が限界になります。

手すりについて

まず、階段に手すりは必須です。そして手すりの反対側に壁(または壁に代わるもの)が必要です。

注意点は手すりの取付高さです。一般的に壁に設置する手すりは800mm程度で、腰壁の上部に設置する手すりは1100mm程度です。2階建て住宅の場合、どちらも基準法で規制されていません。

もし、腰壁の手すり高さを1100mmより低く設置したい時は審査機関と相談しましょう。

手すりと階段の幅寸法

手すりは壁からの出幅100mmまでカウントしません。

3尺(910mm)幅に階段を計画すると、4寸柱と12.5mmのボードで有効寸法は765mmとなります。壁から100mmの手すりを設置すると階段の有効寸法は665mmです。

側桁の幅は気になる点ですが、建築基準法に記載はありません。側桁は手すりより出幅が小さいので気にする必要はないと思いますが、特殊な側桁を設置する際は審査機関と相談しましょう。

高さ1m以下の階段部分に手すりは不要

忘れやすい点として高さ1m以下の階段部分に手すりは不要です。
階段下部に手すりが付けられない場合があるという趣旨であって、連続する階段には最初から手すりを設置しましょう。

階段部分は床面積に算入される

2階建て住宅を例にすると、一般的な階段は2階の床面積に算入されます。当然ですが、1階部分にも床があるので面積に算入されます。
詳しくはブログ記事をご覧ください。

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