建物は平面図だけじゃわからない!高さを表す図面も確認しましょう。
平面図の切断位置は床から1.5mくらいの高さといわれています。床面から1.5mの高さで建物を水平に切断した時に、上から見える部分を平面図に描くということです。(ただし、1.5mという高さは絶対ではないので、場所によって高さを変える場合もあります。)
平面図や間取り図の情報は限られている
上の画像は標準的サイズのキッチンを描いた平面図です。2間幅(3.64m)に調理台と冷蔵庫が配置してあります。家具の配置や調理台の配置はしっかりわかりますが、実はわからない部分もたくさんあります。
室内の、ある方向に見えるものを表した図面を展開図といいます。上の画像はキッチン部分の展開図です。
展開図を見ると、上部収納・換気扇・(ちょっとイジワルな描き方ですが)窓もあります。どれも床上1.5mの表現である平面図ではわからなかった部分です。
上の画像のように、平面図は建物を表現する代表的な図面ですが、平面図だけを見てお金に関わる判断をするのは危険です。家づくりの際には建物の立面図はもちろん、展開図など高さ方向を表す図面も必ず確認しましょう。