断熱スクリーンの内側にレースをかけて、冬の日差しを取り入れる

断熱スクリーンやロールスクリーンの大切な役割は夏期の日差しの侵入を防ぐ事です。

すると当然、冬の暖かい日差しも防いでしまいます。ある程度の光は透過してくれますけどね。
断熱スクリーン
スクリーンはSEIKIGROUPの製品を使用しています。写真はHShouseです。

レース地の『のれん』をかけると効率的

そこで、断熱スクリーンの内側にはレース地の『のれん』をかけてあげると効率的に冬の室内温度をコントロールできます。

『夏』はスクリーンを下げて日差しの侵入と室内の冷気を保ちます。
『冬』は昼間はレースを下げて日差しを取り入れ、夜間はスクリーンを下げて室内の暖気を保ちます。

カーテンをかければ当たり前にできそうなことですが、カーテンで夏期の遮熱効果を出すには大変な工夫が必要ですし、シンプルな収まりになりそうもありません。
それに、シンプルなレースの『のれん』は安く簡単に作れるんですよ!以下作り方です。

まずはレースの布を買う。

のれん用のレース地
必ずレース地ではなくても光を通す布なら大丈夫です。窓の長さより少し長めに買いましょう。今回は幅1mで長さ2m10cmを2枚買います。手芸屋さんで1400円なり。

レースに通す棒をフックで支えます。

ステンレスフック
レースに通した棒をフックに掛けます。棒のサイズに合うようなフックを2つ買います。フック150円、棒170円なり。

ミシンで上部と裾を縫う。

ミシンでレース地を縫う
上部の棒を通す部分と裾を縫っていきます。窓に合わせてレースの幅と長さを調節します。

高さは裾の折り返しと上部の輪っかで調節し、幅は窓に合わせて生地を真ん中で重ねます。ミシンの使い方はへたっぴですが何とかなるもんですね。

後はレースに棒を通してフックにかけるだけ。

レース地ののれん
スクリーンのプルコードはレースを下げたままで操作できますし、窓の鍵は生地の重なり部分から開け閉めできます。
高価な室内用スダレを掛けられれば素晴らしいけど、布選びから始めてサっと作ってみるのも楽しいもんですよ。ぜひ!

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