ドアの開く方向を間違えると、家の中は危険がいっぱい。
間取り検討中のドアの開き方や、動線の考え方をまとめてみます。ドアの開く方向を間違えると家の中はとても危険。
収納がリビング入口付近にある場合
↓の間取りの場合、もしも収納ドアが途中で止まっていると、廊下から引き戸を開けてリビングに入った瞬間、ドアにぶつかってしまいます。
ここで問題なのは↓のドアの開き方では、ドアの面ではなく端にぶつかるという事です。ドアの面ならば、ぶつかってもドアが閉まってくれるので、端にぶつかるより安全になります(ちと痛いけどね)。
開き方を変えるだけでとても安全に
そこで開き方を変えてみると、リビングに入った時にドアの面ににぶつかるので、↑の間取りよりは安全になります。観音開きにしてもいいですね。
廊下の中間にドアを付ける時は工夫が必要
次に廊下の中間にドアがある場合です。ここにドアを付ける時はどちらの開き方でも危険ですね。
北側から歩いて来ても
南側から歩いて来ても
ドアの端にぶつかってしまいそうです。トイレを使用した人も恐る恐る開けねばなりません。
壁を下げればとても安全
そんな時は入口の位置を下げるのも一つの手です。入口を後ろに下げてドアが開く空間(アルコーブと言います)を設けると、動線の邪魔になりません。また、ドアを引き戸に変えるのもいい手です。
家の中は安全に
ドアの開き方を変えるだけで間取りは安全にも危険にもなります。
また、少し工夫するだけで使い勝手が良くなることがあります。
上の方法以外にもたくさんの問題解決の手法があると思いますが、少なくとも家の中は安全に使えるようにしましょう。