タンク容量と使える湯量は別|エコキュート選定の注意点
エコキュートを選ぶ時、最初に気になるタンク容量。実はタンク容量と実際使える湯量は異なります。
エコキュートのしくみから
まずは簡単なしくみの説明。エコキュートはタンクに貯めた高温のお湯に、水を混ぜてから浴槽・キッチンなどに送ります。
すでに答えが出ちゃいましたが、家庭で実際に使えるお湯の量はタンク容量+水の合計なんです。
じゃあ具体的に何リットル使えるの?
ダイキンHPによると、貯湯温度80°・水温9°で460型タンクで850リットル、370型タンクで650リットルのお湯(42°)が使えるそうです。お風呂で約180リットル・シャワーで100リットル使うと仮定すると、850リットルの場合、1日に使える湯量はお風呂1回+シャワー7回ぐらいですね。
ただし、設置場所や水温によって湯量は変わるので、リモコンディスプレイの湯量を確認するようにしましょう。
もっと細かく理論値を出してみる
計算式うろ覚えで申し訳ないのですが、細かく計算するなら下記の条件で
460l*38°=X*36°でX=485l
42°の使える湯量は460l+485l=945l
になります。
460リットルタンク・80°の貯湯温度・42°で使用・水温6°(東京の最低水温)
ただし、こちらも設置場所の温度・タンク内の蒸発・水温によって条件が変わるので、あくまで目安とお考え下さい。
最後に
今の時代にエコキュートを選択される方は、効率性や非常用水などを見極めた意識の高い方だと思います。検討の際に少しでも参考になれば幸いです。計算間違ってたらゴメンナサイ。物理はちょっと(^_^;)